適応疾患:中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、病的近視における脈絡膜新生血管
主にVEGFという増殖因子を標的とした遺伝子組み換えによる生物学的薬剤で、白目の部分から目の中に注射することで新生血管に対してはこれを攻撃して勢いをなくし、退縮に持ち込みます。黄斑浮腫に対しては血管透過性を減らして浮腫を退かせます。
現在5種類の薬剤が使用でき、目的や目の状態によって使い分けることができます。
費用は使う薬剤によって異なりますが、薬の費用だけでも7~14万円かかる高価なもので自己負担は1割負担の方で7,000~14,000円程度、3割ならその3倍になります。収入によりますが一定額以上は自治体から補助が出ますので一度役所に相談すべきでしょう。
硝子体内注射の流れ
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3日前から抗生物質の点眼をしてもらいます。これは結膜嚢と呼ばれるいわゆる目の中の細菌を可能な限り減らして感染を予防するために絶対必要なことです。
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当日は前処置として瞳孔を開く目薬、麻酔薬、抗生剤を点眼します。
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目の中(結膜嚢という粘膜の部分)を消毒液で洗って細菌を可能な限り減らします。
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瞼に金具をつけ開いた状態にします。黒目の上はガーゼ片で乾かないようカバーします。注射の局所麻酔を追加します。
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角膜(黒目)から4mm前後の強膜(白目)を細い針で貫いて薬液を硝子体内に注射します。この時軽い鈍痛がありますが、耐え難い痛みではないと思います。
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注射が完了したら圧迫止血、抗生剤を再度点眼、抗生剤の眼軟膏を入れて眼帯をします。眼帯は翌日の診察まで外さないで下さい。
